無免許で許される業務範囲

JUGEMテーマ:整体

2月10日のクローズアップ現代はご覧になられたでしょうか?
番組内容に不満もありますが、同じような意見の国家資格者たちがNHKの番組ページでコメント投稿されていますのでここでは省略いたします。



マッサージ(あはき法第1条)に関しては以前の記事で書いたとおりで、「慰安や医療補助の目的、言い換えれば疲労回復や病的状態の除去を目的として、押す、揉む、叩く、摩擦するなどの行為」であり、無免許でこれを行えば人の健康に害を及ぼすおそれの有無に関わらず、禁止処罰の対象になります。

さて、その他の医業類似行為(あはき法第12条)に関してはどうでしょうか?
というより最高裁判決で述べられた「人の健康に害を及ぼすおそれのある行為」とはどのようなものでしょうか?


結論から言えば禁忌症がある時点で無免許施術は違法行為となります。
禁忌症判断のために問診、検査法を行っていれば医師法違反となります。


そのため無免許業者に許される行為は禁忌判断が不要な施術、つまり誰に行っても無害な施術に限られます。

例を上げればホメオパシーでしょう。
詳しいことはwikipediaの記事に譲りますが、用いられるレメディーという錠剤に有効成分が1分子も入ってないのがほとんどです。

そのため有効性が無いのは当然ですが、害も無いわけです。
副作用もある薬を知識もなしに与えたがる素人の存在に頭を悩ませていたナイチンゲールが皮肉交じりに「素晴らしい」と評価したのもうなずける話です。

詳しくはニセ医学を批判している医師、NATROM先生が書かれた記事、
ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした」
をお読みください。


さて、私が何故「無免許業者に許される行為は禁忌判断が不要な行為」と断定できるか、不思議に思われるかもしれません。

もちろん、根拠があってそう判断しています。
その根拠は医師法違反をはじめとした無免許医療行為の判例です。

長くなりそうなので今回はここまでにしておきます。

予習されたい方は

歯科医師法違反事件 最高裁判所大法廷昭和34年7月8日判決昭和33(あ)411


断食療法に関する医師法違反、薬事法違反事件。
最高裁判所第一小法廷昭和48年9月27日決定昭和48(あ)85
東京高等裁判所昭和47年12月6日判決 昭和47(う)1260(高裁判決は裁判所サイト未収録)


眼科医が無資格の従業員にコンタクトレンズの検査・処方をさせていた医師法違反事件
最高裁判所第一小法廷平成9年9月30日決定平成6(あ)1215
東京高等裁判所平成6年11月15日判決平成6(う)646



保健師助産師看護師法違反事件(富士見産婦人科病院事件)東京高裁昭和63(う)746
判例タイムズno.691 1989.5.15 p152、別冊ジュリスト219号 医事法判例百選第2版 p10

などをお読みください。

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