第6回:差止請求

JUGEMテーマ:整体

 

今回は差止請求の解説です。

過去の記事は以下になります。

 

第1回:不正競争防止法
第2回:品質誤認惹起表示(優良誤認表示)
第3回:要免許行為の表示の差し止めを求めるーその1(レベル5)
第4回:要免許行為の表示の差し止めを求めるーその2(レベル4)
第5回:要免許行為の表示の差し止めを求めるーその3(レベル1〜3)

 

 

差止請求は不正競争防止法第3条が根拠となります。

 

第三条  不正競争によって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある者は、その営業上の利益を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。

 

2  不正競争によって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある者は、前項の規定による請求をするに際し、侵害の行為を組成した物(侵害の行為により生じた物を含む。第五条第一項において同じ。)の廃棄、侵害の行為に供した設備の除却その他の侵害の停止又は予防に必要な行為を請求することができる。

 

 

「その侵害の停止又は予防」ということで、品質誤認惹起表示となる広告の文言の削除、および将来にわたってそのような表示をしないことを求めることができます。

 

差止請求レベル

 

レベル4,5で認められるなら「病気、症状の改善、緩和、治療を行う、又は行える」旨の表示と、施術を行う旨の表示を禁止することができます。

これは利用者の声も含まれます(クロレラ裁判参照)。

 

研究会チラシのうち,細胞壁破砕クロレラ粒等を服用したことにより,「腰部脊柱管狭窄症(お尻からつま先までの痛み,痺れ)」「肺気腫」「自律神経失調症・高血圧」「腰痛・坐骨神経痛」「糖尿病」「パーキンソン病・便秘」「間質性肺炎」「関節リウマチ・貧血」「前立腺がん」等の症状が改善したとの体験談を記載した部分については,人の疾病を治療又は予防する効能効果があることを暗示するものであり,一般の消費者に対し,細胞壁破砕クロレラ粒等が医薬品であるとの誤認を引き起こすおそれがあるから,医薬品的な効能効果があると表示するものである。


レベル3なら種類を問わず、手技療法を行うことの表示を禁止できます。

 

レベル2なら整体やカイロプラクティックなど、具体的な療法を行うこと(事故情報が報告されているものに限る)の表示を禁止できます。

 

レベル1なら問診や検査法を行う旨の表示を禁止できる程度にとどまります。

 

なおクロレラ裁判では

景表法10条 1 号に基づき,当該表示の「停止若しくは予防に必要な措置」として別紙2に記載の広告を別紙3に記載の条件で1回配布することを求める。

 

と適格消費者団体が主張し、一審では認められています(一審判決後、問題とされた表現をした広告を被告が配布しなかったことから、二審以降は差止の必要を認めず)。

 

別紙2はこちら[PDF]

 

当社が「日本クロレラ療法研究会 解説特報」の表題で日刊新聞紙に折り込んだチラシには,下記の内容の不当景品類及び不当表示防止法10条1号の優良誤認表示がありました。今後は,優良誤認表示を行わないようにいたします。

 

 

不正競争防止法第3条第2項でも


"侵害の停止又は予防に必要な行為を請求することができる。

 

とあります。

 

というわけで、品質誤認惹起表示を行った旨の周知措置も求めたいと思います。

 

ホームページ上で品質誤認惹起表示をしていたのであれば、トップページに掲載していただきます。

JR北海道の安全に関する記載のように(JR北海道のは不正競争防止法や景品表示法に関する記述ではありませんが)。

 

タウン誌などの広告でも品質誤認惹起表示をしていたなら、タウン誌でも一回、周知広告を出していただきましょう。
 


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