【書評】憲法主義
JUGEMテーマ:法律
わかりやすいと評判でしたので購入して読んでみました。
違憲審査権に関しては私が以前書いた記事のような、国会、内閣、裁判所の民主的正当性の違いなどがわかりやすく書いてあります。
AKB48の内山奈月さんと憲法学者の先生の会話で解説しており、一般の方にも読みやすいかと思います。
憲法は国家を縛るものとか、硬性憲法の正当性とか、いろいろ書いております。
なお、裁判に関することは違憲立法審査権と最高裁判事の任命以外は書いてないので、裁判について知りたい方には直接は役立ちません。
でも人権(特に当業界においては表現の自由、職業選択の自由、国家による公衆衛生向上の義務)について主張したいのであればそれらの理解は必須です。
さて、無免許業者は自分たちの職業選択の自由は主張しても、それらの違法施術を批判する表現の自由は認めないようです。
Facebookをご覧の方は知ってると思いますが、無免許業者に医師法違反の疑問を呈したら警察を呼ばれてしまいました(笑)
で、その業者、警察が私にその無免許業者に絡むな、と指示したと思っているようなのですが、警察は表現の自由を規制できないのですよ。
このような人権に関する知識があればそれがありえないことだと理解できるのですが、他人の人権はお認めになられないようです。
あ、本題からずれてしまった。
その無免許業者に関してはそのうち実名でブログに書きます。
しかしその程度の知識も無しに自らの施術が合法と思えるのはどこからくる自信なのか。
というわけで最低限の知識を得るためにこの本をお勧めします。
- 2016.07.03 Sunday
- 書評
- 00:16
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by 工藤 司